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やどりぎのタネ (状態変化)
提供:ポケモンWiki
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やどりぎのタネとは、ポケモンの状態変化の一つ。
やどりぎのタネの効果
技を受けたポケモンは毎ターン終了時に最大HPの1/8が減り、減少した分だけ技の使用者の位置にいるポケモンのHPが回復する(小数点以下は切捨て。ただし、切り捨てた結果0になる場合は1)。
やどりぎのタネの発生
相手に発生
やどりぎのタネの回復
やどりぎのタネの予防
- くさタイプ
説明文
詳細な仕様
技を受けた側にとってはダメージ効果を発生させる状態変化となる。技を使用した側にとっては場のポケモンに回復効果を発生させる場の状態とみなせる。以下、特に明記しない限り「やどりぎのタネ状態」とはダメージ効果の状態変化のことを指す。
ダメージ効果
- やどりぎのタネ状態のポケモンが交代やひんしにより場を去ると、やどりぎのタネ状態の効果は消滅する。
- ダメージ効果が発生するタイミングで、回復効果を受ける場にポケモンがいない場合、ダメージ効果も発生しない。
- 第二世代以降では、やどりぎのタネのダメージでポケモンがひんしになる場合、残っていたHPの分だけが回復量となる。
- くさタイプのポケモンは技やどりぎのタネを無効化するが、やどりぎのタネ状態になった後にタイプがくさタイプに変化した場合は、やどりぎのタネ状態は治らずにHPを吸収される。
- みがわり状態2-や特性そうしょくにより技やどりぎのタネは無効化できるが、やどりぎのタネ状態になったあとにこれらの要素を得た場合や、これらの要因を無視してやどりぎのタネ状態にされた場合は、やどりぎのタネ状態は治らずにHPを吸収される。
- やどりぎのタネ状態はバトンタッチで引き継がれる。
- バトン先がくさタイプや特性そうしょくのポケモンである場合も、そのままやどりぎのタネ状態は引き継がれる。
- ダメージ量は、現在やどりぎのタネ状態になっているポケモンの最大HPの1/8に変わる。
- 特性マジックガードのポケモンはやどりぎのタネ状態によるダメージを受けない。このとき回復効果も発生しなくなる。
- やどりぎのタネ状態のポケモンの最大HP量がレベルアップ・スワームチェンジにより変化した場合、ダメージ量も変化する。
- 最大HPがダイマックスによって変化した場合は、ダイマックス前の最大HPの1/8がダメージ量になる。
- テラレイドバトルのレイドボスポケモンがこの状態になった場合、そのポケモン本来の最大HPの1/8がダメージ量になる。戦闘中の最大HPではない。
- やどりぎのタネ状態のポケモンがこうそくスピン・キラースピンを成功させると、やどりぎのタネ状態が解除される。
発動タイミング
- 第一世代・第二世代では、やどりぎのタネ状態のポケモンが行動した後にダメージ効果と回復効果が発生する。
- 第三世代以降では、ターンの終了時にやどりぎのタネ状態によるダメージ効果と回復効果が発生する。
- 複数のポケモンがやどりぎのタネ状態になっている場合、すばやさが高いポケモンのやどりぎのタネ状態から処理される。やどりぎのタネ状態になっている一番素早いポケモンのダメージと回復の1セットが完了すると次に速いポケモンのダメージと回復が処理される。回復側のすばやさは関係しない。
- トリックルーム状態などのすばやさ補正は発動順に影響する。
- 第三世代では、天気/ねをはる/たべのこし/きのみ発動の後、状態異常/その他の状態変化/みらいにこうげきの前に処理される[1]。
- 第四世代では、ねがいごと/天気/ねをはる/アクアリング/たべのこし/くろいヘドロの後、状態異常/その他の状態変化/みらいにこうげきの前に処理される。
- 第五世代以降では、天気/みらいよち/ねがいごと/グラスフィールドなどの場の状態/たべのこし/くろいヘドロ/アクアリング/ねをはるの後、状態異常/その他の状態変化の前に処理される(ターン#5.ターン終了時の処理も参照)。
第一世代のみ
- やどりぎのタネ状態によるダメージ量と使用者側の回復量は、やどりぎのタネ状態のポケモンの最大HPの1/16となる。
- どく状態と同じパラメータを参照してやどりぎのタネのダメージを計算する。このためもうどく状態と重複する場合、もうどくとやどりぎのダメージを受けるたびに双方のダメージが1/16ずつ増加する。
- 例えばもうどくでそのターンに2/16のダメージを受けた場合、その直後にやどりぎで3/16のHPを吸収される。次のターンはもうどくで4/16のダメージを受けた後、5/16のHPを吸収される。
- もうどくを治してもやどりぎのタネのダメージはそのままであり、次のターン以降も増え続ける。
- やどりぎのタネのダメージでポケモンがひんしになる場合でも、回復量は最大HPに対する割合から決定される。相手の残りHPは影響しない。
- どくやもうどくなど重複する場合、状態異常のダメージが発生した時点でHPが1以上あれば、やどりぎのダメージ計算も必ず行われる。状態異常のダメージで残りHPが0になった場合でも、引き続きやどりぎによるHP吸収を行った上でダメージを受けたポケモンがひんしになる。
回復効果
- やどりぎのタネを使ったポケモンが交代やひんしにより場を去ったとしても、使用者がいた位置のポケモンを回復する効果が残る。
- ダブルバトル以上において、回復するのはやどりぎのタネを使ったポケモンと同じ位置にいるポケモンのみとなる。
- 回復位置にいるポケモンがおおきなねっこを持っている場合、やどりぎのタネ状態の相手が受けたダメージの1.3倍がHP回復量になる。相手のダメージ量自体は最大HPの1/8のまま変化しない。
- やどりぎのタネの使用者の持ち物ではなく、回復するポケモン自身の持ち物が回復量に影響する。
- 特性ヘドロえきのポケモンがやどりぎのタネ状態になった場合、やどりぎのタネでダメージを受けるが、回復位置にいるポケモンは回復せず同じだけのダメージを受ける。
- 回復位置にいるポケモンがおおきなねっこを持っている場合、やどりぎのタネ状態の相手が受けたダメージの1.3倍がダメージ量になる。
- 回復位置にいるポケモンがかいふくふうじ状態になっている場合、相手がやどりぎのタネ状態のダメージを受けてもHPを回復できない。
- 味方に対してやどりぎのタネを使った後、サイドチェンジで位置を変えた場合、やどりぎのタネ状態のポケモンは自分のやどりぎでダメージを受けた後に自分のHPを回復する。このときダメージでHPが0になると回復の前にひんしになる。
備考
- 第七世代以降の画面に表示される情報では、ダメージ効果を受けるポケモンには「やどりぎのタネ」状態が発生していることが読み取れるが、回復効果が発生する場の位置は表示されないため読み取れない。
- 第二世代以降で回復する量は「実際に吸われて減少した分のHP」であるため、やどりぎのタネ状態のポケモンの最大HPが高いほど、使用者側の回復量は増える。
- "ダメージ側の最大HP/8 > (回復側の最大HP-1) "である場合、1回の吸収でHPが全回復する。
- 使用者側の回復量から、やどりぎのタネ状態のポケモンの最大HP量は推定できる。
脚注
関連項目
- 状態変化
- 場の状態
- やどりぎじょうたい - ポケモン不思議のダンジョンにおけるやどりぎのタネの効果。